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七王国の世界へ

突然ですが!このブログに辿り着いて、今、この記事を読みはじめようとしてくれているそこのあなた………

『Game of Thrones(ゲーム・オブ・スローンズ)』

という作品をご存知だろうか?

 

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おそらくこのブログの読者になってくださった方、あるいは私のTwitterをフォローして下さっている方はNEWS担の方がほとんどで、は??何の話??って人が多いだろう。最初に言っておきますが、今から私はNEWSとなんら関係のない作品の話をします。この後NEWSの話はいっさい出てきません!ただ、NEWS担の中でこの作品が刺さる人は絶対にいると思う、という布教の精神からこの記事を書いています。

 

 

さて、前置きはこのくらいにして、話を戻しましょう。

 

 

まぁ何が言いたいかって言うと、このゲーム・オブ・スローンズって作品がめちゃくちゃ面白いから見てほしい!同士がほしい!って話です。これが本ブログのサビです。

この作品、海外ではかなりの人気でファンイベントがあったりもするらしく。しかし、日本ではあまり受け入れられてないようで、知名度がかなり低い。

あんなに面白いのになぜだ!もどかしい!

と思ったので、布教のための記事を書き殴った次第です。

 

それでは、私の自己満布教語りにお付き合いください…………

 お品書きは以下の通り↓

 

 

 

概要

『Game of Thrones(ゲーム・オブ・スローンズ)』(以下GOT)は、海外のテレビドラマシリーズであり、ジョージ・R・R・マーティン著の小説『氷と炎の歌』を原作としている作品。ジャンルとしてはファンタジーにあたると言える。舞台は中世ヨーロッパを彷彿とさせる架空の世界。ドラゴンや魔法、その他非現実的な存在によってファンタジー色がありつつも、登場人物たちの複雑な関係性や策略、心の動きなども描かれ、群青劇のような側面もある。シリーズは現在シーズン7まで放送が終了しており、今春から日米同時放送が予定されているシーズン8で物語が完結すると発表されている。ドラマという形式ではあるが、壮大な世界観やストーリーの緻密さは、1話分見ただけでも一本の映画を鑑賞したのと遜色ないくらい。長編すぎて映画にしたら尺があまりにも足りないので、ドラマ形式の方が都合が良かった、みたいな感じだと思います、たぶん。いちドラマとは思えないほどの巨額の制作費がかかっているそう。

 

 

 

あらすじ

舞台は七王国が支配する大陸ウェスタロスと、海を隔てた東に存在する大陸エッソス。人々は七王国の頂点に立つ者が座ることのできる<鉄の玉座>を求め、知略を巡らせていた。一方で、ウェスタロス北部ではもうじき冬が来るとの前兆が。ウェスタロスは一つの季節が連続的に続く気候であり、冬が来ると大陸の極北部にそびえる<壁>の向こうから<異形(ジ・アザー)>が襲来するという迷信が、ひっそりと語り継がれていた。またさらにもう一方では、王都キングズ・ランディングから追放された前代の王家、ターガリエン家の末裔が王位奪還を目指し、小さな闘志を燃やしているのだった。物語が進むにつれ、王座を巡る争いはやがて内戦へと発展し、北部では<壁>の向こうの脅威が迫りくる。果たして、<鉄の玉座>に座るのは誰なのか、そして人々は北からの脅威に対抗できるのか……?

 

 

 

 

作品のココがすごい!

ファンタジーと人間ドラマの融合

ドラゴンが出てきたり、異形の者が現れたり、魔法のような力を持つ奇術師が登場したり……所々にファンタジー要素が盛り込まれる本作。ハリポタやナルニア国物語、そしてロード・オブ・ザ・リング等々を通ってきたファンタジー好きの私にはとてもとても刺さりました。

その一方で、王座を巡る裏切りや騙し合い、紛争などの諍い、当初は遠く離れた地にいた人々が思わぬ巡り合わせで出会ったり、逆に家族や友人との別れが描かれたり。ただ単にファンタジー作品と言い切ってしまうには、人間ドラマ的な側面が強い。あるところではだまし討ちをしていたり、またあるところでは同盟が組まれたり、さらにまたあるところでは離別したり……各地で様々な人間関係が展開され、物語が進んでいく。個人的なイメージとしては、初めはバラバラだったピースが時には離れたり壊れたりしながら、しかし次第に繋がっていき、大きな絵が完成していくような、そんな物語であると感じました。

 

 

キャラクターの魅力

先述したように、この作品は様々な人間関係が入り乱れる人間ドラマ的な側面がある。したがって、登場人物の数も半端じゃない。ぶっちゃけ似たようなおじさんがたくさん出てきて慣れるまで見分けつかないし、〇〇家って一体いくつあんだよ…こことここの家名めっちゃ似ててまぎらわしい……あの人この前向こうの大陸行ってたやん…気づいたら王都に戻ってきてる…?!等々の感想を抱く人も少なくはないはず。かく言う私も、最初おじさんの見分けがつかず、え、この人敵サイドじゃないの?!なんでこっちきてんの?!って思ったら人違いだった……なんてことはザラにありました。まぁ、見ていくうちに慣れるんで大丈夫!

 

ここで一人ずつ登場人物紹介をしていくと字数がとんでもないことになるし、なによりネタバレにもなってしまうので、、、とりあえず主要な9つの名家のうち、物語序盤で特に重要な3家と、主人公格の3人を紹介します。

 

 

・スターク家

ウェスタロス大陸北部を統治する貴族家。本拠地は由緒あるウィンターフェル城で、家の標語は"冬来たる"。家紋は雪白の地に灰色の大狼(ダイアウルフ)。

物語の視点となる人物が多く、主人公的な立場になりがちな家である。良識があって素朴な人が多い印象。

 

・ターガリエン家

ドラゴンの血を引く家柄と言われており、古代ヴァリリアを故郷とする。この家の人間は遺伝的特徴をもっており、目は紅藤色、藍色、菫色、髪色はシルバーゴールドまたはプラチナムホワイトで、非人間的な美しさをもつとされている。物語開始時の先代までは七王国の玉座はターガリエン家にあったが、とある事件によってキングズ・ランディングを追放され、生き残りはたったの二人。家の標語は"炎と血"。紋章は赤地に黒で描かれた三頸のドラゴン。

 

ラニスター家

キャスタリー・ロック城を本拠地とし、大陸西部を統治する家。ラニスターの人間はみな金髪で背が高く、ハンサムという特徴がある。標語は"訊け、わが咆哮を!"だが、作中でラニスター家の人間がよく口にするのは「ラニスターは常に借りを返す」である。紋章は真紅の地に黄金の獅子。スターク家、ターガリエン家が主人公格だとするならば、このラニスター家はヒールの立ち位置を担うことが多い。

 

ほか、バラシオン家、タイレル家、タリー家、アリン家、グレイジョイ家、マーテル家が主要な諸名家として登場します。

 

 

紋章とか家訓とかそういう設定に滾るオタクなので、〇〇家はどういう歴史があって〜みたいな話にはテンションが上がる…!

f:id:de192er:20190414021753j:imageこれはスターチャンネルのキャンペーンで申し込むともらえた各家の紋章の缶バッチです。紋章大好きなのでゲットしたんだ、へへへ///(一回申し込み忘れたので揃ってないけど)

 

ちなみに9つの諸名家の紋章はこちら↓

f:id:de192er:20190414115752j:imageた、滾る〜〜〜〜〜〜〜!

 

 

それから、私が選んだ、特に重要な登場人物を紹介したいと思います。あくまで個人的解釈ですが、この3人が主人公格だと思ってる。

 

ジョン・スノウ

f:id:de192er:20190414004810j:imageスターク家当主の落とし子。私生児なのでスターク姓を名乗れないが、エダード(スターク家当主、子供たちのお父さん)や他の嫡出子たちからはスターク家の一員として扱われている。自身の出自から劣等感を抱いているが、物語が展開していく中で様々な出会い、経験を経て成長していく。個人的な印象としては、誠実で勇敢な青年だけど、眉間にシワ寄ってること多いな……ちょいちょい悲壮感漂って暗いんだよなジョンは……って感じ。ネタバレもネタバレなのでこれ以上は語れないけど、7つのシーズンかけて、ほんっとに色々なことに直面するんだ、ジョンは……言うなれば困難を信念で乗り越える系主人公ってとこでしょうか。

 

 

デナーリス・ターガリエン

f:id:de192er:20190414010537j:imageターガリエンの末裔。またの名を<嵐の申し子(ストームボーン)デナーリス>。物語開始時は王都から追放された前王室の末裔の一人として、辺境の地に逃れていたが、遠くの地から着実に仲間を増やし、カリーシ(女王)の風格を纏っていく。ただの内気で頼りなかった少女が、物語が進むにつれて次第に強く、美しくなっていく様はまさしく主人公と言えるだろう。これはただの感想ですが、透明感のある美少女具合に毎度クラクラしています……かわいさを兼ね備えた美人なんだ……

 

 

ブランドン・スターク

f:id:de192er:20190414012255j:imageスターク家の4人目の子供。元来は高いところが好きな、冒険好きの少年であったが、ある事件によって下半身不随になってからは、しばしばとある夢を見るようになり、次第に人ならざる能力を開花させることとなる。(ふんわりネタバレになってしまった……でもこれくらい言わないとブランのことは何も語れないんだ…) 自分に襲いかかる過酷な運命に立ち向かい、道を切り開いていくような、いわゆる王道の主人公ではなく、また違った視点で物語の主軸に関わる人物かな〜と思う。

 

 

この他にも魅力的なキャラクター、ストーリー上でかなり重要な役割を担う人物、登場頻度は高くないけれど強烈なインパクトを放つ人物、準主人公のような立ち位置のキャラなどなど……本当にバリエーション豊かなキャラクターたちが登場します。

 

めちゃくちゃ強くて冷徹な王女だったり、強い(物理)騎士の女性だったり、すんげえ性格悪い王子がいたり、不気味な能力操る呪術師みたいなおじさんが出てきたり、地味に歌が上手いおじさんとか、才色兼備な他国の王女とか、美男子だけどおバカな王子とか、ただただ優しくていい人な太った友人とか、、、本当にたくさん。

 

 

本当に覚えきれないほどの登場人物がいて、各地で色んな行動をしていて、色んな事が起きていて。それら全てをひっくるめて大きなうねりとなっているような、そんな物語であると思う。主人公を一人に絞るなんてできなくて、様々な人物の視点から描かれるストーリーがとっても面白いんだ。

 

 

ちなみに、私の推しはアリア・スタークっていう子です!(オタクはす〜ぐ推しを作る生き物なんだ…)

f:id:de192er:20190414020417j:imageスターク家の次女。男勝りで、縫い物より剣術が好きな女の子。精神的に強すぎてなんというか、その、凄い感じに成長します。

 

それから、ジャクェン・フ=ガーとタイウィン・ラニスターさんって人もわりと好きですね。ジャクェンはどういう人なのか説明するだけでネタバレになるので割愛しますが、タイウィンさんはラニスター家当主のおじさんです。誰が見てもヒールの立ち位置ですが、なんだか好きなんですよね〜〜狡猾なおじさんが好きなんだろうか私……?

 

 

壮大な世界観と圧巻の景色

さっきから語ってるので多少は伝わってるかもしれませんが、とにかく世界観がね!すごい!架空の国々なんだけれども、中世ヨーロッパを彷彿とさせるような、世界史の史実を映像化したかのような壮大な世界が広がっている。それを実現させているのは演者の演技や作り込まれたストーリーもさることながら、背景の景色の効果も大きいんじゃないかと思う。特に、王都キングズ・ランディングや花咲き乱れるハイガーデンなどは非常に美しい景色が堪能できます。是非、本編でご確認あれ!

 

 

 

設定の細かさと散りばめられた伏線

設定がまたね、とっても細かいんですよ。各王家や地方によって異なる言い伝えがあったり、異なる神を信仰していたり。前述したように家ごとに標語があったり。何年に〇〇一世がどうのとか、何年ごろに内戦があったとか、古代の言い伝えによるとどうだとか、年表作れるくらいの時系列まで決まってる。七王国という架空の世界なのに、詳細な地図まである。作者の脳みそどうなってんだホント……

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これは文庫本に付いていた地図。めちゃくちゃ設定が細かくないですか……胸熱……古地図眺めるのも好きなんですよねわたし……だからNEVERLANDのパンフ大好きなんだ……

 

そして、こんな緻密な設定の上に成り立つストーリーの中に、ところどころ散りばめられた伏線もまた面白い。あのシーズンで言ってた意味深なセリフはこのことだったのか〜〜〜!とか、あの時のあの行動がここで効いてくるのか……とかとか。後から気づいて面白さが倍になる感じ、この遅効性もクセになる。しつこいけど、これはネタバレになるのでここでは一つも話せませんがね……くぅ〜話したい…!

 

 

OPテーマも最高

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オープニングは劇中の舞台となっているウェスタロスおよびエッソスの、立体地図のような映像が流れる。音楽も相まって、これからこの世界の物語が始まるぞ…!というワクワク感を助長させてくれるようなオープニングなんだよな〜!!!

 

f:id:de192er:20190409190030j:image王都キングズ・ランディング


f:id:de192er:20190409190026j:image北の王スターク家の本拠地、ウィンターフェル城

こんな感じで立体地図を上空から眺めているかのような映像が流れるんです。しかも、この映像は話数によって映る場所が異なっていて、その話でクローズアップされる場所が流れることが多いんですよ……くぅ〜〜芸が細かい!

このOP好きすぎて、毎話毎話飛ばさずにじっくり見てしまう……その世界に引き込んでくれるようなオープニング大好きだ……

 

たしかなんかの賞のオープニング部門(?)でノミネートされたとかなんとか…と耳にしたことがあります。世界的にも評価されているオープニングなんだな〜〜!

 

 

 

ただし…

この作品、過激なシーンがそれなりに盛り込まれているドラマでもあります。(グロ、エロふつーに出てくる) 流血シーンとか死体とか、奴隷、身分差とか、女性蔑視的な風潮とか(中世の時代にはありがちなやつ)……たしかR指定もついていたはず。そういう側面もあって、日本ではそんなに知名度が上がらないのかな〜とも思ったり。もしも、そういうのが苦手な人がいたらくれぐれもご注意を…!戦いのグロいシーンとかエロシーンとかはまぁ、薄目で見ながらてきと〜に飛ばしても大丈夫なので。本編の主軸に関わる大事なセリフとかはそんなになかったと思う、たぶん。

 

 

 

 

最後にダメ押しのQ&Aコーナー!

最後に、ちょこっとした情報をQ&A方式でご紹介!この作品はじめましての人が疑問に思うだろう点を勝手にピックアップして、自問自答してみたシュールなコーナー!

 

Q. この作品はどこで見られますか!

A. 過去のシーズンはHuluで配信されています!そして最終章であるシーズン8は4/15から日米同時放送が始まります!日本ではBS10 スターチャンネル(たぶん有料)で放送されます。おそらくシーズン8もしばらくしたらHuluで配信し始めるんじゃないかな。

 

Q. 原作は日本語訳されてる?

A. 日本語版の原作本があります!

↓原作本第1巻はコチラ!以下続刊あり。

七王国の玉座〔改訂新版〕 (上) (氷と炎の歌1)

七王国の玉座〔改訂新版〕 (上) (氷と炎の歌1)

 

 

 

Q. 原作読むのが先か、ドラマ見るのが先か?

A.  これは迷うところ。私はドラマを先に知って見てから、情報を補足したいところだけ原作本を読みました。原作はかなり細かな設定まで書かれているので、個人的には視覚的にストーリーを追えるドラマから見て、原作本で復習する、みたいな流れだと良いかもしれない。

 

Q. 最終シーズンはいつから?

A. 前述しましたが4/15〜日米同時放送です!向こうと同時に放送されるの嬉しい!毎週月曜に1話ずつ放送されます。シーズン8はなんと全6話しかないんですって……早く続きを知りたいような、でも完結してほしくないような……複雑な気持ちもありつつ、と〜〜っても楽しみです(//∇//) ちなみに完結後、スピンオフの制作も決まってるそうで。スピンオフと言っても、本編とは違う時代が舞台のお話らしい、、ウェスタロスの過去が明らかにされる前日譚だかなんだからしい。(情報が曖昧)

 

 

 

 

 

まぁ、こんな感じですかね!(雑)

ネタバレを避けつつ作品の魅力を語るのって難しいな〜〜〜!おそらくここまで読んでくださった物好きな方も、<異形(ジ・アザー)>ってなんなん??いきなり〇〇家の誰々がさ〜とか言われても……って感じだったと思うんですけども。ほんと、こればっかりは見ていただくしかないと思うんで!Hulu会員の皆様ぜひ、一度騙されたと思って見てみてください!

 

公式サイトも参考にどうぞ。

GOT公式サイト→https://www.hbo.com/game-of-thrones

Hulu公式→https://www.happyon.jp/game-of-thrones

 

 

GOTはいいぞ!!!!!!みてね!!!!!