おっす!久しぶりの現場レポです!配信だけど現場は現場なので、これはまぎれもなく現場レポ。(言い聞かせ)
ということで、
サマパラHiHi Jets公演に入ってきました!!!!!!
【Summer Paradise 2020 俺担ヨシヨシ 自担推し推し 緊急特別魂】と銘打ってJr.たちが順々に配信ライブを届けてくれている8月。そして8月18日は(本人たちが勝手に)HiHiの日(ハイハイの日)と定め、Hiパラ初日と相成ったようで。
少クラでのパフォーマンスや7月に届いたサマステ円盤を見ていて期待値が爆上がっていたところに、8×18=144本の島動画をアップするとか頭おかしいことし出すJetsに開演前からゲラゲラ笑わせてもらいつつ、あっという間に15時に。バタバタしながらPCを開き、秒でTDCホールへ──────────。
………………ハイ。見終えてまず第一の感想。
ちょ〜〜〜楽しいライブだった!最高のエンターテインメントが詰まってた。HiHi Jetsのライブは最高だ。
まずはセトリの話をしよう。
セットリストは以下の通り。
※回替わり曲については、
赤字は15:00公演
青字は18:00公演 の表記になってます。
HiHi Jetsサマパラ 18日公演
1. HiHi Jets(HiHi Jets)
2. Clap-A-Holics(玉森裕太)
3. ZENSHIN(HiHi Jets)
4. 駆ける(HiHi Jets)
5. Klaxon[猪狩蒼弥ソロ(自作)]
ジョニーとサイモンのトークコーナー6. パレード(山下智久)[髙橋優斗ソロ]
7. [井上瑞稀ソロ]それはやっぱり君でした(二宮和也) / 名脇役(SexyZone)
8. Peak(KAT-TUN)
9. BUTTERFLY(KAT-TUN)
10.baby gone(HiHi Jets)
11.だぁ〜くねすどらごん(HiHi Jetsメンバー紹介ラップ)MC
12. 愛してるぜT&T(グッズ紹介) / High!High!People〜movie remix〜
ジョニーとサイモンのトークコーナー13. ENTERTAINER[井上瑞稀&猪狩蒼弥](猪狩作詞作曲)
14. Your WURLITZER(関ジャニ∞)[橋本涼ソロ]
15. V(戸塚祥太)[作間龍斗ソロ]
16. Fight Back(HiHi Jets) / Beast(HiHi Jets)
17. きっと大丈夫(嵐)
ジョニーとサイモンのトークコーナー18. 友達申請(舞祭組)[橋本涼&作間龍斗&髙橋優斗]
19. FIRE!!!(北山宏光&藤ヶ谷太輔)
20. Oh Yeah!(嵐)挨拶
21. サヨナラの方程式(HiHi Jets)
〜アンコール〜
22. Eyes of the future(HiHi Jets)
いや〜〜〜〜まずさ、やっぱりオリ曲多すぎない?????
Jets、なんと全22曲中で7、8曲は自分たちの曲で賄っているのである。そんでもってセトリ入りしてないのもまだまだあるわけで。Jr.の概念が揺らぐって話よ。もはやアルバム作れちゃう程だもんな。だからこそ、Jr.の単独公演であるにも関わらず自分たちの曲でセトリを埋めることができるし、かといってオリ曲全てを披露はせず、回替わり、日替わりでランダム要素を導入したり、今回のセトリにはちょっと合わないから歌わないでおこう、といった取捨選択ができるわけだ。回替わり、日替わりに関しては当日のISLAND TVで予告されてはいたものの、どの曲が変わるのかワクワクしたり、瑞稀くんのソロガチャでソワソワしたり。そして俺たちのGarryこと猪狩さんに至っては、瑞稀くんとのユニット曲を作詞作曲してきたり、自身のソロ曲として完全新作の自作ソングぶつけてきたり…こういった飽きさせない工夫を仕組んでくるHiHi Jets、やりおるな……とテンション爆上がりだよね。
そしてふとここで思い出したのが、昨年放送された「真夏の少年」というサマステのドキュメンタリー番組。
「お客さんに楽しんでもらう」という気概を含んだライブへの意気込み、そのために自己プロデュースに余念がないところ、そのイズムがパフォーマンスやセトリ、演出に滲み出ているのがHiHi Jetsのエンターテインメントなんだな、と改めて実感した。来てくれるお客さんは毎公演変わるけど、同じ方が来てくれることもある。毎回同じことをするのではいけない。日替わりの内容を盛り込んだりしてる。って言ってて、すごく推せるなって思った。気概を持ってパフォーマンスを届けようとする姿は、とてもかっこいいと思う。
— みかえる (@chip_mass74) 2019年8月31日
さて、HiHi Jetsとかいうグループ、もう既にこの時点で強いんだけど、その上でさらに先輩たちの曲のカバーもセトリに入ってくるわけで。私のジャニ知識は偏っているので知ってるものもあれば初聴きのものあったのだけど、どれもこれもその曲を"自分たちのもの"にしていたナンバーが多くて唸ってしまったな。既存曲のカバーではあるんだけど、しっかりと自分たちのパフォーマンスに昇華させていて、"HiHi Jetsのステージ"が確立されていたのが見ていてとても気持ちが良かった。オリ曲も既存曲も含めセトリ全体を通して色んなジャンルを網羅しつつ、しかし一貫して"HiHi Jetsのライブ"である空気感がブレなくて、常に「俺たちがステージの主役だ!」という気概がビシバシ伝わってきたのが最高だった。
あともう一点特筆すべきことは、曲間の作り込みが良かったということ。曲と曲の間をどれだけ違和感なく繋げられるかって実は重要なことだと思っていて、どんなに良曲揃いのセトリでもその繋ぎが上手くハマらなかったりすると、全体としてダサいセットリストになってしまう危険性があると思う。少なくとも私は、コンサートの曲間の繋ぎに秀逸さを感じた時、どうしようもなくシビれてしまうたちなのだ。その点で、今回のHiパラの繋ぎは結構好きなやつだったなと。昨年のサマステと比べてパワーアップした点でもあるかな、なんて思ったりもした。
さて、ではここからは私が特に滾った曲目やシーンをかいつまんで語らせてくれ。
・『ENTERTAINER』
まず何を置いても、この話がしたい。
猪狩蒼弥作詞作曲、そして今回のHiパラで初披露となった猪狩蒼弥&井上瑞稀によるユニット曲。
島動画で予告され覚悟はしていたものの、そんなオタクの覚悟のはるか上を飛び越えてくるのが鬼才・猪狩蒼弥である。「あー。そろそろ本気出しちゃうぉ?」じゃねーんだわ、本気と書いて"マジ"なんだわ。
ラップ口調で歌われるこの『ENTERTAINER』は、ひとつひとつの言葉に猪狩さんのアイドルとしての矜持や覚悟が込められていると強く感じた。それを、猪狩蒼弥とそして、井上瑞稀の2人で歌うということの意味を噛みしめたい。
ツイッター上でも話題になっていたが、やはり私の中でも特に強く打撃を受けたのは、
SNSじゃ誰もが有名人 じゃ上がってみるか?俺らのSTAGE
というフレーズ。これを、背中合わせになって2人で歌う"ずきうや"。こ〜れはシビれる。
HiHi Jetsの中でも、猪狩さんと瑞稀くんは特にアイドルでいることへのプライドやプロ意識が強い2人だなと感じていて、そんな2人がこの歌詞を背負う、という。確かに昨今、一般人であってもSNS上では容易に有名人になれる時代ではある。しかしそんな時代でも、敢えてアイドルという道を選択し、人生を懸けている人たちが、この歌詞を放つということ。より一層この詞の重みが増すような気がする。でもこの重みは湿っぽいものじゃなくて、アイドルであること、このステージに立っていることに対するプライドがギラついた宣戦布告のような鋭さを感じる。「じゃ上がってみるか?」とガチ煽り口調なのも猪狩節が効いてるし、"俺ら"のSTAGEって言葉選びからして、彼らがみじんも負けるつもりがないのが伝わってくる。いや〜〜シビれる。
"忘れんな俺らは「ENTERTAINER」"
あまりにもずきうやの2人が放つのにふさわしいフレーズだよ。2人ともステージの支配者、そう、ENTERTAINERの顔をしていた。
それから、同じ2つの玉座が用意され、そこに深々と座る2人が歌う様と、途中で立ち上がり背中合わせで歌う様に"対等"の構図を見たし、白の衣装を身に纏う猪狩蒼弥と黒の衣装を纏う井上瑞稀に"対比"の構図を見た。これは、アイドルとしてのプロ意識やプライドが強い2人でありながら、しかしアイドルとしてのタイプは似ても似つかないこと、この交わらなさと演出があまりにもマッチしていた。普段互いに干渉し合うことのない2人の王が手を組んだ瞬間のような、何かゾクリとしたものを感じた。
あとこれ、偶然の産物ではあるけれど、グッときたんだよね。
瑞稀プロさすがすぎます。ずきうやのENTERTAINERでさ、最後猪狩さんが被ってたキャップ落としちゃったんだけど、それを瑞稀くんがサラリと蹴り飛ばしてまるで演出の一部かのように見せていて、あぁプロだ………と感嘆したんだよね#推し推ししてるぞハイハイジェッツ #Hiパラ #HiHiJets
— みかえる (@teni317720) 2020年8月18日
・曲間の話
セトリの話でも軽く話したけれど、今回のHiパラの曲間が結構すきだ。
例えば『ZENSHIN』が終わると、短いINTERのようなBGMと照明でなめらかに『駆ける』へと移行。そして『駆ける』を歌い終わるとオルゴールver.の『駆ける』の音色と共にセンステからメンステに移動し、オルゴールの音はそのまま猪狩ソロ『Klaxon』のイントロへと繋がるようになっている。実になめらかな流れ。
また例えば、『BUTTERFLY』終わり、BGMで『baby gone』を匂わせつつも瑞稀→猪狩→優斗&橋本→作間の順にローラーの滑りで魅せ、バンクやステージをひとしきり滑った後、満を持して『baby gone』のイントロがかかり、5人が並んだシルエットが舞台中央に現れるのだ。焦らしプレイが上手い。
そして『友達申請』から『FIRE!!!』の流れは斬新でござった。もはやコントの(?)『友達申請』から有無を言わせず暗転したステージ上の瑞稀&猪狩にカメラが切り替わる。まさに情緒ぶん回しセトリと言っても過言ではないだろうよ。スモークたちこめるステージで2パラを上手く利用したステージメイクで魅せ、"何かが始まるぞ"感をガンガンに醸し出してきやがる。からの昨年からの定番『FIRE!!!』でキメる、と。
このように照明やINTERを上手く使うことで、濃いセトリを違和感なく、薄めることなく濃いまま進めることができてたように感じたんだよね。お見事ですわ。
・配信という形を生かしたライブ
これは最後の挨拶で猪狩さんが言っていたコメント。これを聞いて、昨年の真夏の少年で誰かが言ってた「俺らライブに妥協したくないんで」って言葉を思い出した。配信という形になっても妥協しらずの、むしろこの形だからこそできることを見つけて挑戦してしまうHiHi Jets、強い。最後の挨拶で「この配信という形を実際にやるライブの妥協という形ではなく、配信っていう一個の新しい素晴らしいジャンルとしてお届けできてたら素晴らしいと思います」ってコメントしてた猪狩さんに信頼しかない#推し推ししてるぞハイハイジェッツ #HiHiJets
— みかえる (@teni317720) 2020年8月18日
そして公演を振り返ってみると、たしかに"配信っていう一個の新しい素晴らしいジャンル"という意味が散りばめられていたな、と頷くことになる。
例えば、猪狩ソロでは歌詞に合わせて金魚や自転車、煙などが画面に現れたり。だぁ〜くねすどらごんで躍動感あるテロップ(フォントに面白みがないのもむしろHiHiらしくてオモロだったw)が出てきたり。ずきうやのENTERTAINERで瑞稀くんの手の動きに合わせてガラスが割れたり。FIRE!!!前のINTERで2パラにして鏡合わせのような映し方をしたり。
このように、配信だからこそできる演出をここぞとばかりに使ってきたところがとても見応えがあったな〜と。配信になっちゃうけど、直接会えないけど楽しんでね〜!だけでなく、こんなん配信じゃないとできねぇぞ!ってことをやってのける気概。大好きだ。
・ジョニーとサイモン
いやあの、これは別に滾ったとかじゃなくて、ただただゲラゲラ笑ってたやつなんすけども。
これふざけてただけじゃなかったんか〜〜〜〜い!本番も出てくるんか〜〜〜〜い!!!笑
サイモンとジョニー、まさかの進行役だったし、曲間で3回も出てきたし、小学生だったし(?)
これだけは覚えておこう、ミラーボールが出てきたら彼らの登場の合図だ。
・KAT-TUN楽曲と嵐楽曲
これは私がKAT-TUNと嵐を嗜んできたから親しみがあるってのも関係してるんだろうけど、かっちょい〜KAT-TUN楽曲が何曲もセトリ入りしてて嬉しかったし、HiHi Jetsに嵐の楽曲(特に10周年前後の曲)は似合うな〜としみじみ感じた。
『Peak』からの『BUTTERFLY』めちゃくちゃカッコいいに振り切ってるJetsだったんだけど、ただカッコいい先輩の曲をカッコよくキメキメで披露するんじゃなく、しっかりと"HiHi Jetsのパフォーマンス"になってたんだよな。楽曲自体のカッコよさに頼りきっていないというか。これは個人的な感想だけど、ローラースケートってジャニーズのお家芸だけど、だからこそちょっと時代遅れというか、ちょいダサのイメージがあって。でもHiHi Jetsを知ってからそのイメージがガラリと塗り替えられて、ローラースケートもかっけえな!!!って思うようになったんだよね。KAT-TUNのバチバチにかっちょい〜楽曲を自分たちの武器でもあるローラーで魅せるJets、めちゃくちゃかっこいい。
あと、一言いいですか?BUTTERFLY冒頭の猪狩蒼弥、激ヤバじゃないですか??????
そして『きっと大丈夫』と『Oh Yeah!』の嵐楽曲チョイス。HiHi Jets、なんでこんなに嵐楽曲が似合うんだろうか。特にTime〜10周年前後の楽曲との親和性がすごい。明るくて元気な前向きソングが似合うね、Jetsは。
・各ソロ曲について
ソロ曲については5者5様、バラエティに富んだソロ曲が取り揃えられていたな〜と感じた。
まず5曲目という序盤も序盤でぶっこまれる猪狩ソロ『Klaxon』。昨年のサマステ『Fence』同様、自作のソロ曲を仕上げてくる我らがGarry。相変わらずのクセ強ソロかましてきやがる。気怠げに、煙に巻くように、しかし着実に聞き手に言葉を突き刺していくラッパー猪狩蒼弥。完敗です。映像演出との妙やネオンの少しぼやけた光なども含めて、THE GARRYのワールドが広がっていた。
続いてジョニーとサイモンのコーナーを挟んで、お次は優斗ソロ『パレード』。要するに(?)日曜日にゆうぴ〜とデートできる時間です。さすが"リア恋爆モテキャッチャーゆうぴ〜"だ……他4人が個性的なソロを選びがちなのに対して、ゆうぴは比較的、いわゆるアイドルらしいキラキラした曲を選びがちよね。衣装も王子っぽい形のは大抵ゆうぴが着てるもんね。でも一つ注文させてもらうとしたら、ゆうぴの"らしくない"ソロ曲も見てみたいな〜なんて。今度ゆうぴに歌って欲しい曲ピックアップしとくね(余計なお世話)。
続いては瑞稀ソロ。 これは「ザ・みずき倶楽部 俺担にQ」と称して、配信チケットを買った人から事前に提示された2曲から投票を取り、得票数が多かった方を実際に披露するという形で、「なるべく皆さんと一緒にライブを作りたい」という瑞稀くんたっての提案だそうだ。私が見た2公演では『それはやっぱり君でした』と『名脇役』が披露されたわけだが、どちらも瑞稀くんの高く甘い歌声にマッチしていてうっとりしちゃったな……二宮和也を通ってきた者としては、他の公演で披露された『虹』、そしてそのアンサーソングと言われている『それはやっぱり君でした』をチョイスしてくるあたり、どうしても刺さってしまうね……高音の伸ばした歌声が、どことなく二宮氏の声に似ていてため息が出ちゃった。瑞稀くん、自分の声をよく理解してらっしゃる…
さて次はというと、橋本ソロ『Your WURLITZER』。出たぞ、橋本ロック!この曲はどうやら、錦戸くんが作った曲(安田くんも?)らしい。ギターを弾きながらステージに1人立ち歌う橋本涼に、錦戸亮の面影を感じたり感じなかったり。"涼"が"亮"の楽曲を歌ったことに、勝手に感慨深さを覚えたりなど。橋本涼よ、いつか錦戸亮の『Code』を歌ってはくれまいか。
以前から、橋本さんはどことなく赤西くんに顔や雰囲気が似てるな〜と思っていて。しかしソロ曲はよく亀梨くんの曲をカバーしていたりもして、1人仁亀!?さっすがYJ顔!って慄いてたんだけど、ここにきて錦戸亮の匂いもしてきたぞ………末恐ろしい…………
さてさて、最後は作間ソロ『V』。一時期局動画でストのダイジェスト動画を気が狂ったように見ていたので、イントロ聞いた瞬間慎太郎くんがやってたやつ!とピンときたんだけど、これは戸塚くんの曲だったんだね。去年のサマステのやべえ作間ソロが頭にこびりついてるので、今年は真面目なやつだ…!と謎の感動を覚えたりしたよね、ウン。真っ白なシャツに黒いスキニーというシンプルな出で立ちに、爽やかな曲調に乗せ軽やかに舞う。作ちゃん、今後コンテンポラリーダンスとかモダンバレエ的な要素の入ったパフォーマンスしませんか?似合うと思うな〜!
ということで。
いや〜〜〜〜〜細々した感想はもっといっぱいあるんだけど、とりあえずこんなもんで。ハイハイ、じゃあもう一度言おう、HiHi Jetsのライブは最高だ!
でもこれも伝説への道中に過ぎないんだろうな、HiHi Jetsはまだまだ先へ先へと突き進んでいくんだろうな。これからの5人も楽しみ!HiHi Jets、楽しいライブをどうもありがとう!!!!!