混ざり合って白になる

好きなものを好きだと叫ぶ場所

10年越しのラブレター

遡ること10年前の2013年1月30日

「NEWS LIVE TOUR 2012〜美しい恋にするよ〜」円盤発売から10年が経った。

私は、自分が"NEWS担になった日"をこの円盤発売日と定めているので、NEWS担としての歴史も10年の時を刻んだことになる。あの頃から、10年も経ったのか…。

NEWSを好きになった当時、10年もファンでい続けるとは思わなかった…というか、10年先自分がどうしてるかなんて考えもしてなかったという方が正しいかもしれない。

なんか、気づいたら10年経ってたんだよな…その間本当に色々なことがあったように思うし、色んな思いもしたけど、それでもNEWSから離れようと思ったことは一度もなくて。一緒にハマった母と妹はもうこの場所から離れてしまったけど、私だけはずっと変わらずNEWSが好きで、もちろん惰性で好きだったことなんてなくて、シンプルにずっと好きなんだよな。本当に不思議。

言うてもJr.の頃からずっと好きな人だっているし、その人たちから見たら私もまだまだだろうけど。でも、きっと何もなくても自然と飽きてしまったりとか、他に好きなものができたりして離れてゆく人もいるであろう中で、ずーっと変わらずNEWSを好きでいられることが嬉しくもあり、不思議だなあと思ったりもする。なんか、NEWSを好きでいることが当たり前のことすぎて、実家のような安心感って言葉がとてもしっくりくる。

 

さて、前置きはこのくらいにして。

タイトルではラブレターなんて言って見栄(?)を張ったけど、これはとてつもなく賞味期限切れの沼落ちブログです。リアルタイムどころの話じゃないが、やっぱり節目だなあって思うし、思い出や想いに期限などないので。今まで書くタイミングを逃し続けてきたけど、ここで一発書きたくなってしまった。

10年後に沼落ちブログをしたためる人なんてそういないでしょうね…まぁいいか。それでは、自己満上等で"私とNEWSのなれそめ"を綴ってみましょう…

 

 

 

一枚の写真からはじまった

  私の"初めてのジャニーズショップ"は中学2年か3年の頃だったと思う。当時は嵐のお茶の間オタクをしていた。当然、目当ての嵐コーナーに直行し、たくさんの写真を吟味した記憶がある。そんな中、なぜかNEWSのコーナーにも目を向けたようで。そこで、くまさんみたいなほっこり笑顔の、赤茶色の髪の子になぜだかすごく惹かれてしまった。後から知ったことだけど、その彼こそが我が自担、増田貴久さんこと"まっすー"だった。正直、どうしてNEWSコーナーを覗いたのかとか、細々としたことはよく覚えてない。とにかく、その日購入した何枚もの嵐の写真と共に、まっすーの写真も1枚だけ追加されていたことだけ覚えてる。なんだこのかわいい人は……って、つい買っちゃったんだろうな。

さらにお店を後にした後、竹下通りを歩いていた時。どこかのお店に『テゴマスのまほう』のポスターが貼ってあるのを見かけて、そこで初めて"テゴマス"というユニットの存在を知った。NEWSというグループがあることはうっすらと知っていたし、山Pと錦戸くんは知ってた。名前は知らなかったけど、イッテQに出てる茶髪のお兄さんも顔だけは知ってた。でもまっすーの存在は先ほどのジャニショで初めて認識したし、そのまっすーとイッテQの茶髪の人がユニットを組んでるってことも知らなかった。

とにかくその日、これまで嵐しか見えてなかった中学生の私の中に、"テゴマス"という存在が突如登場したのである。

その後しばらく、テゴマスの「魔法のメロディ」のMVを繰り返し見てはにやにやする毎日が続いた。

 

これが、初めて彼らを、まっすーを、認識したきっかけであった。

 

 

  "出会った"

  ジャニショに行って初めて"まっすー"、そして"テゴマス"を知った私であったが、前述のように(お茶の間ではあるが)既に嵐担であったことと、当時NEWSの活動がほぼ止まっていた状態であったことから、残念ながらそのままNEWS及びテゴマスにハマるには至らなかった。

だがしかし、しばらくして二度目の出会いがやってくる。

そう。あれは、2012年12月5日放送のFNS歌謡祭。なんとはなしに見ていたこの音楽番組に、テゴマスが出演していたのだ。ゴスペラーズさんとコラボしてアカペラを披露していたテゴマス。あの時竹下通りで見たポスターのかわいい2人組が、こんなに歌うまお兄さんだったなんて。

ああ、これは……"出会ってしまった"な。

 

 

美しい恋をした。

ほどなくして、2012年の暮れに出会った2人組がNEWSというグループに所属していることを知る。(それまではNEWSにいるメンバーがユニット組んでるという認識がなかった。)

そういえばNEWSってグループ、しばらくCDとか出してないとこじゃなかったっけ…今どんな感じなんだろう?とにかく直近のライブDVDでも買ってみるか。

そんな軽いノリで調べてみると、なんともうすぐ新しい円盤が発売予定というじゃないか。どうせなら新しいものが欲しいよね。そういった経緯で、初めて手にすることになったNEWSの作品が4人体制での再始動コンサート「美しい恋にするよ」の円盤となったわけである。

なんせ10年も前のことなのであんまりはっきりとは覚えてないんだけど…グループから2人もメンバーが脱退したこととか、そのことで一時グループ活動が止まっていたこととか、今回買った円盤が4人体制で再始動した時の特別なコンサートだとか…そういった事情もまだよく知らずに、とりあえず直近のコンサート見てみよう!どんな感じかな!みたいな状態で、お試し感覚で買った記憶がある。

 

だが。

いざ見てみると、ガッツリと、それはもうがっしりと心を掴まれてしまった。映像とはいえ、コンサートを見たらもうね、一発だったよね。

円盤を再生すると、まずステージのセットに驚いた。キラッキラの、それこそテーマパークにあるみたいなお城が出てくるわけ。

アイドルだ…!すごい!非現実!

でも登場した主役たちはもっとキラキラしてるんだ。純白の衣装で、真っ白な羽を肩に背負って出てくる4人のキラキラした人たち。すごい、眩しすぎる。

ここまでで既に、キラキラの過剰摂取で頭クラクラしちゃってるんだけど、それだけじゃなくて。

登場した4人の、表情。これを見たら堪らなくなってしまった。

そして、4人を目にした観客のファンの歓声と、表情。これを見たら、もっと堪らなくなってしまった。

彼らのこと、そのファンの人たちのこと。その心中については当時はよく知らなかったけど、知らないなりに"NEWSとNEWSのファンがコンサートで再会した瞬間"を見て、その時の感動を感じ取ってしまって、胸が熱くなって。わたしもあの場所に行ってみたい。こんな素敵な光景が生み出される場所に、わたしも居合わせてみたい。自然とそう思った。

そんな衝撃と感動を開始早々に感じつつ、その先も再生を続ける。

それまで私はまともにアイドルのコンサートというものを見たことがなかったので(嵐はテレビとCDで満足してたので…)、新鮮で、かつ一つの映像作品としても見応えがあって面白かったし、何より楽曲が良い。冒頭でアイドルのキラキラ感と、NEWSとファンとの再会を見て心打たれたのに加えて、楽曲も刺さってしまった。

太陽の光を浴びてキラキラ輝く笑顔のBE FUNKY!も良いし、夕暮れを背に歌うDREAMSはエモーショナルすぎるし、夜空の下で歌うShareは感極まる。

ああ、わたしはNEWSのコンサートに恋しちゃったんだな。

 

 

メンバーの第一印象とか。

NEWSというグループのこと、ほとんど何も知らなかったので、メンバーのことももちろんほぼ何も知らなかったわけだが。当時の彼らの印象を朧げな記憶から思い出してみる。

まず増田さん。

ジャニショで気まぐれに写真を買ったあの日までは、多分名前も顔もほぼ知らなかったと思う。ファンになってから思い返して、そういえば嵐ちゃんのマネキン5に出てたことあったな???ファッション好きで松潤と交流がある的なこと言ってたような…?あとドリトル先生見てたわ…イルカの調教師、あれ増田さんだったのか…!ニアミスというか、ちょくちょく掠ってたんだな…と思ったり。

ファンになったばかりの頃の印象は…とにかく童顔でマスコットみたいな、くまさんみたいな可愛い人だと思ってた。実際当時は"まっすー"色が強いというか、かわいい路線が強めだったとは思う。しかしファンになって少しした頃、観劇した舞台でその認識が改まることになるのであった……。(後述)

 

次いで加藤さん。

円盤で見るまで知らなかった…………と思ってたんだが、私はたまたまドラマ「華和家の四姉妹」を見ていたので、実は益子正三郎くんとして既に出会っていたみたい。たしかにえらい色気のあるイケメンだな…とは思ってた気がする。だから、ドラマの影響で「あ!あの時のツラが良い危ねぇ男だ…!」と思いながら円盤を見ていたわけですよ、最初はね。そしたらさ…最後にめっためたにボロ泣きするじゃん。鼻を真っ赤にしながらめっちゃ泣く美人さん。しまいには、くまさんみたいなまっすーに飛び込んで抱きつく。え…………守りたいこの泣き顔(?)

ということで、最初のイメージは泣き虫な美人さん、時々ヴァンパイア(?)だった。(ヴァンパイアのインパクト、すごい…)

そういえば、今ではメンバーで1番泣かない人になったなぁ加藤さん。思えばあの頃から、加藤さんのイメージが1番変わったかもしれないな。

 

最後に小山さん。

同じくこれまで顔も名前も知らなくて、小山さんに関しては多分ニアミスすらしてこなくて、マジで円盤で初めましての人だったと思う。

1番印象に残ってるのは、バンビーナのチャラセクシーなお兄さんのイメージ。あのチャラセクシーさが良すぎてもはや見るたび爆笑してた。しばらくはこのイメージが1番強かったかなぁと思うけど、小山さんにはこの後グッと心掴まれる瞬間があったんだよな。(後述します)

 

 

FCに入る。現場に行く。

さて、円盤でNEWSのファンになりたい!って気持ちが芽生えたところで、その後どうしたかと言うと。そりゃあもう、即座にFCに入りましたとも。(正確には一緒にハマった妹が最初に入り、その後母、最後に私と順々に入っていったので私自身の入会はもう少し先。)

NEWSのメンバーが出ている番組をチェックし、ラジオを聴き始め、時には雑誌も買ってみたり。とにかくNEWSに関するあらゆることを知りたい、情報を仕入れたい、という時期に突入していった。

そんな中、わたしは初の現場を経験する。そう、増田さん主演舞台「ストレンジ・フルーツ」である。

ここで完全に覚醒したのだ、増田担として。

それまではマスコットのようなかわいい人というイメージだったのに、この舞台の千葉という役によって、増田貴久という人の新たな一面を引き出されてしまった。おかげで私は完全にやられてしまったってわけ……

くまさんみたいだったフォルムは役のために絞ってシャープになり、髪色は暗めの色に。トレードマークと言っても過言ではない笑顔は鳴りを潜め、鋭い目つきでクールな顔つきばかりを見せる千葉くん。

そして、グローブ座に響き渡るあの声。完全に惚れてしまった。

公演自体の詳細な内容は残念なことに忘れてしまった部分も多いんだけど、あの声に惚れ込んでしまったことだけは鮮明に覚えている。公演後、半ば呆然としながら「すごい……すごかった………わたしは増田担だ………」とうわ言のように言っていた記憶がある。(Only Youの時も同じような状態になっていたがな…)

 

かくして増田担の自覚が芽生えた私は、その後しばらくと経たないうちに、今度はNEWSを生で見る事になる。

2013年7月26日、秩父宮この年のツアー初日が、私にとって初めての"NEWSのコンサート"だった。

円盤で見て心震えたNEWSのコンサート。あそこに私も居合わせたいって強く焦がれた場所。ちょうど夏休みだったので、部活帰りに制服のまま、いつもと逆方向の電車に乗り、どこかソワソワしながら会場に向かった思い出がある。

野外だから、公演が進んでいくと共に夕暮れて次第に夜になっていく様子とか、夏だから花火が上がったりとか。とっても楽しくて、円盤を見て恋したあの景色の中にいられて、それはもう嬉しくて。細かい公演の内容はやはり吹っ飛んでるけど、とにかく楽しくて嬉しかった気持ちは今でも色鮮やかに残ってるなあ…

あと、すごく笑顔に溢れたコンサートだったなって印象があってね。一生懸命で、笑顔がキラッキラしたNEWSが物凄く印象に残ってる。この年のコンサートは360°ステージで、そこから四方に花道が伸びている、というセットだったのだが、その花道を駆け回りながらキラキラを振りまく4人が本当に輝いていたんだよなあ。

たしかこの2013年のコンサート、一年前の再始動の時はたくさん泣いてしまった分、今年はたくさん笑おう、楽しいコンサートにしよう!って意気込んでくれたコンサートだったように思う(本人たちがどこかでそう言ってたような気がする)。全力で盛り上げてくれて、一生懸命走り回って客席の方に来てくれて、笑顔でいっぱいにしてくれて。そんな笑顔溢れる素敵なコンサートだったなあって今でもたまに思い出す。私が360°ステージが好きな理由はここにあるかもしれないな。

またそれから2ヶ月と経たないうちに、10周年コンサートが東京ドームで行われた。その年の結成日は日曜日だったけど、公演日はその一週前の土曜日だったし、公演数も1公演のみ。きっと頼み込んで、ようやくもぎ取った1公演だったのではないかと思う。できるだけたくさんの人を入れようと、頑張って6.5万人も収容してくれたんだよね。ありがとう。

これは今までにも何度か言ってることなんだけど、10周年の最後の挨拶で小山さんがくれた言葉が本当に大切な宝物だと思ってる。

これについては、いつかのブログで語ったものを再掲します。

これは最後の挨拶での、小山さんのメッセージ。

「僕は10年間変わってないことがあって、NEWSが大好きです。NEWSが大好きで、どの時代も僕は否定しないし、ぜんぶの時代があったからこそ、今この4人があると思っています。僕は4人になってからいろいろ考え方が変わったところもあります。それはやっぱりみなさんの近くに、距離を縮めたいなってすごく思って。なんかどんどん会場が大きくなっていくのも嬉しいんですが、大きくなっていくことでファンのみなさんがもし何か僕たちと距離を感じてしまうとしたら、なんかそれは違うと思うし、同じ距離感でいっしょに手を繋いで前に進んでいきたいなって。(中略)だから、僕はみんなを幸せにします!これは僕からのプロポーズです。これでほかのグループを見たら、浮気どころか、不倫だぞぉ!あー許せない、それは。いいですか、僕はNEWSのリーダーでもあり、NEWSのファンのみなさんのリーダーでもあります。だから命令します……ずっとついてこい!」
 

NEWSが大好きって言ってくれたことはもちろんなんだけど、"どの時代も否定はしない、過去があったからこそ今がある"と言ってくれたのが嬉しかったんだ。当時わたしはNEWS担になってから1年も経ってない頃で、10年間彼らを応援してきたわけでも、グループの危機を共に乗り越えてきたわけでもない、そしてまだNEWSへの好きの形も定まっていないような、そんな状態だった。でも、昔も今も大切にしてくれる小山さんの言葉で、「色んな過去を経てきたこのNEWSというグループで"今"頑張っているこの人たちを応援できて良かった。出会えて良かった。」って思えた。

そして、その後に続く"プロポーズ"にとってもドキドキしたんだ。言葉にするのが難しいんだけど、「ずっとついてこい!」って言う小山さんがとってもとってもかっこよかったの。普段〜だろ!とか、〜しようぜ!みたいな口調で話すことが多くはない小山さんの口から、そのような力強い言葉が出てきたことがなんだかとっても嬉しくて。これからの4人に、NEWSについてこいよっていう決意が伝わってくるような気がした。わたしは東京ドームのバクステ側の天井席にいて、小山さんのいるステージからは遠く離れていたけれど、たしかに言葉が、そこに滲み出る気持ちが伝わったんだ。

 

あの時、あの場所で、小山さんから受け取った言葉、そしてその時芽生えた気持ちが、何年経ってもわたしの中でとてもとても大事な思い出として残ってる。

この時からさらに10年後、今年予定されているであろう20周年でも、小山さんがまた「NEWSが大好き」って気持ちを見せてくれるんだろうな〜なんて。楽しみだな。

まぁ言うても「今までも、これからも、いつまでも、ずっとずっと愛してます」つって爆弾落としてきた加藤さんも激ヤバだったし、ドームに立てて感極まって泣いちゃう増田さんにもグッときちゃったけどねもちろん!とにかく思い出深いコンサートだったなと思う。(これ以上続けると私のオタク自伝みたいになるので、ここらでストップ…)

 

……とまぁそんな感じで、すっかりNEWSの虜になってしまった私は、そのままずーっとNEWSの虜のまま、ここまできた。

あぁ、NEWSを好きになる感性を持っていて本当に良かったな。10年前のわたし、さんきゅな!

そんな気持ちを持ちつつ、20周年もその先も楽しみたいと思います。ヨシ!楽しむぞ!

 

以上、10年越しの沼落ちブログでした。(完)